【2日目】今日の夜ごはん、ヒツジさんを探しに行く

今日食べるものは今日用意する、自給自足ってこういうこと

乗馬2回目は今日のばんごはんになる羊ちゃんを選ぶために、まずは草原にはなされてる羊たちを馬で集めます。本当にびっくりするけどまじで自由に放たれてるの！みんなで手分けして、羊の後ろから馬で歩いて行って、どんどんお家の方へ誘導します。

見渡す限り羊、ひつじ、ヒツジ 遠くの遠くまでぜーんぶヒツジです

豆腐ちゃんはなんか機嫌よくなったのか、家の方向に向かって歩いてる時もそこまで走りませんでした。それとも羊の後ろ歩くのが好きな感じ？そんなこんなでのんびり羊をあつめ、今日の乗馬はおわり。豆腐ちゃん1日ありがとう！もう怖くないよ！

いただきますの意味を考える。

さてさて！今日の夜ごはんを選びます。今年出産していなくて子供がおらず、お乳がでない羊を選びます。もちろん私たちは見てもわからないんだけど、遊牧民のみなさんはサクッと見つけてサクッと決めてましたね。1匹だけ柵から出して足縛ったら、残りは解放します。また一気に放たれる羊たち。ぴょんぴょん飛び跳ねながらサーーーッてみるみるうちに帰って(逃げて)行きました。

手に紐を携えるママ、このあとヒツジさん解体する赤デール、真剣に今日の晩ごはん決めてます

羊さん解体のお時間です。やっぱり日本に住んでたらスーパーに並んでるお肉しか見る機会はないし、牛肉豚肉ラム肉と言えどその本体はあんまり想像できないよね。北海道で生まれ育って、牧場とか見てきたけど実際に解体されているところは見たことがありませんでした。モンゴル人は大地を大切にする文化の持ち主なので、血が飛び散らないように、まず心臓の血管をちぎります。その後皮を剥いで、一滴も地面に血が落ちないようにします。

(これがアフリカとかだと生きてるまんま首から切るからすごい鳴き声プラスすごい血が飛び散るらしくてかなりショッキングらしい。初心者の私はまずモンゴル流で本当によかった、、)

どんどん解体し、内臓を出し、お肉を切っていきます。腸とか内臓はきれいに洗っていきます。ちなみに解体は力仕事なので男性のお仕事、洗うのは女性のお仕事です。私はちょっと耐えられなくなっていったので脱落、ちびっこと遊びながら遠目に見守りました。

どうしてもうまく縄跳びできないちびっこ。すごい練習しまくってた。

そんなこんなで先ほどのお肉が準備できたので、次は牧を用意します。お肉を缶に入れて、下から直火で蒸し焼きにするらしい。朝ごはん作ってくれたホランちゃんが牧を割っていたんだけどどうにも湿気が多くて硬くなっていたらしい。途中から男の子が手伝いに来てくれて一瞬で割ってた。カッコいいねぇ。また縄跳び練習して、焼き上がるのをまちました。

いつのまに味付けしたのか、柔らかくて美味しい羊丸焼き料理の完成！先ほど洗った腸には羊の血とみじん切り玉ねぎ、粉を合わせたものを詰め、ソーセージも出来上がり！北海道民、ジンギスカン食べこそするものの羊のソーセージは初めてでした。とっても美味しかった！程よく脂も乗っていて本当に美味しかった。羊さんありがとう。いただきますとごちそうさまでしたの意味そのものでした。

ひつじさんとそれを育む大地に感謝し(大袈裟？でも本当に感じたよ！)、その次は語りパート！実はこのモンゴルには私と同世代、もしくはちょっと下か上の大学生たちと一緒に来ていたので、みんなで真剣に深い話する時間を作ってもらいました！

はじめましての仲間たち。大学生は何を考えてこれから生きる？

最初はアイスブレイク、自分を褒めてあげたい話、子供の頃の話、こだわり、尊敬する人のことなどあんまり進んで話さないようなことをみんなでお話ししました。その後はみんなでそれぞれの人生グラフを発表！一番ピークにプラスの時とマイナスだった時の経験をシェアしました。人間って本当に十人十色で、同じ経験をした人なんて全くいないし考え方も大事にしてるものも本当に本当に人それぞれなんだなって強く感じました。だから、これから頑張りたいことだって、やりたいことだってみんなちがうけどここでモンゴルで一緒になれた仲間からいい刺激を受けてそれぞれの道で頑張れる、とってもいい回でした。なんか普通なことを語っちゃったね〜私は超絶メモ魔で少しでもこれは自分の考えとは違うなーとかそういう考え方もあるんだなーって思ったことも全部メモしていたのでビックリされました。笑メモ、いいよねいつ見返しても思い出も情報も生き生きしててわたしはダイスキ。

素晴らしい仲間に出会えたなーって、とっても嬉しい夜でした。さらにこの後、明日はダンス映像撮影もあるので後列のメンバーで集まって夜練しました。星が本当に綺麗！写真に収める技術がないことをこんな悔やむことはない、でもあれは写真じゃなくて肉眼で見るべき心に刻むべきなので皆さんモンゴルに行ってください。東京からたった5時間です

そんなこんなでやっと2日目終了！短いようで長かった、ぎっしり詰まった1日でした。アディオス！